拝啓
私共のホームページにアクセスして頂き有難うございます。
南青山から築地へ、新橋演舞場を中心とした花柳界の一角に店を移しました。
料亭の方々をはじめ芸者さん達と交流を持ち、その職人気質を持った人々の中で仕事をすることを光栄に思うと共に身を引き締めなければと思いました。
「ル・ジャルダン・デ・サヴール」の名の由来は友人であるフランスのラーオールという町の三ツ星レストラン・ミッシェルブラスのオーナーシェフ、ブラスさんが名付けてくれました。簡単に訳すと「風味の庭」という意味です。ブラスさんと知り合ったのは今からもう15年前のこと。彼の料理、特に野菜、香草の使い方に感銘を受け、また、格別ガルグイユという野菜料理には感動しました。
加えて私は長野の農家の出身であり、色々な野菜の中で育ちました。その経験とブラスさんの料理を体験することにより、野菜の大切さを学んだのです。
フランス料理とは肉や魚と野菜を組み合わせることによりうまく仕上がり、それらを一緒に食べることで完成します。それは同時に健康にも良いと思うのです。私はそう信じて作っております。
今まで学んできた技術・経験をもとに、よりうまい料理を追求し続けたいと思っており、私の作った料理が一人でも多くの人に幸せを感じて頂けるよう、努力して参りたいと思います。
それでは、当店でお会い出来ることを楽しみに、今日も仕事に励みます。
敬具
フランス料理が大好きなchef 中澤
La vie an artisan